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【SAO ロスト・ソング特集】
プレイした感想をお届け! 《アルヴヘイム・オンライン》らしさを味わえるのか?


本日3月26日に発売されたPS3&PS Vita用ソフト『ソードアート・オンライン -ロスト・ソング-』。発売前に本作を遊んだライター・さくたろうによるレビューをお届けしていきます

▲今週お届けするイベントCGは、ベンチにすわるキリトとシノンのもの。あまり口数が多くないシノンなりの意志表示は、キリトに通じているのでしょうか?


▲登場キャラクターのグラフィックも《ALO》バージョンのものに一新! ストレアやフィリアといった前作までのゲームオリジナルキャラも登場しています。

■《アルヴヘイム・オンライン》ならではの“飛ぶ感覚”はバッチリ!

本作の舞台となる《ALO》、は“妖精と魔法の世界”をモチーフにしていて、キャラクターたちが自由に空を飛べるという特徴があります。ゲームでもそれを再現しており、街やダンジョン以外のフィールドでは、自由に空をとぶことが可能。もちろん地上を歩いて移動することもできますし、地上戦や空中戦を繰り広げることもできます。

ゲームには歩行と滞空、飛行の3つのモードがあり、空を飛ぶことができるのは、このうちの滞空と飛行の2モード。各モードの切り替えは方向キーで行います。方向キーの下を押すと歩行モード。街の中やフィールド上ではこのモードがデフォルトになります。方向キー左または右で“滞空モード”になり、その場で空中に浮遊し、移動や上昇・下降を行えます。方向キーを上に入力すると少し早い速度で空を飛ぶ飛行モードに切り替えられます。


▲フィールドにはさまざまな浮島があり、空を飛ぶことでその場所へ移動できます。

自分が今どのモードなのか(特に滞空モードと飛行モード)を把握して、操作方法の違いを理解することが、本作で最初に覚えておきたいポイントです。プレイしてみた感じ、歩行モードは普通のアクション。滞空モードは歩行モードに上下の概念を追加した感じ。飛行モードはどちらかというとフライトシムに近い操作感覚になります。


▲飛行モードから下を入力して落下→着地後地上を移動といったことも可能ですし、歩行→飛行モードと瞬時に切り替えて上昇することもできます。

▲敵をロックオンすると、カメラ視点が常にその敵を向くようになります。飛行モードではこれを使うことで、進行方向の調整なども行いやすくなりました。

最初は、3つの移動モードにとまどうかもしれませんが、プレイに慣れてくると、空を飛んで移動したり、戦ったりするのが本当に楽しくてたまらなくなるはずです。基本的には開放されている島ならばどこにでも移動可能なので、ゲーム開始直後から思う存分空を飛んで遊ぶことができます。慣れれば低空を飛行しつつ、地上の敵を攻撃→そのまま地上で戦うといったことができたり、垂直上昇しつつ空中の敵を下から狙ったりと、さまざまな戦い方も可能。とにかく、キャラクターを操作しているだけで楽しいと思えるゲームになっています。


▲フィールドには、地上空中を問わずにさまざまな敵が出現。エンカウント方式ではないので、好きなタイミングで戦闘を仕掛けることができます。

▲魔法や遠距離攻撃できる弓があれば、空中から地上の敵を一方的に攻撃するといったこともできました。


■自分の好きなキャラクターを操作して戦える!

本作は3人でパーティを編成して戦うことになります。パーティ編成は拠点となる《空都ライン》の宿屋で行うことができ、パーティは操作キャラ1人+随伴キャラ最大2人の3人構成です。操作キャラは宿屋でしか変更できませんが、キリトやアスナ、リーファ以外にもエギルやクラインといったさまざまなメンバーを選択できるのが大きな特徴です。パーティ編成にこれといった制限はないので、自分の好きなキャラクターでパーティを組めます。


▲パーティは、基本的に好きなメンバーで組んでしまってOK。ただし、キャラクターごとに種族や使用できる武器が決まっているので、敵が強いと感じた時には、攻略を意識したパーティにするといいかもしれません。

キャラクターは熟練度が上がることで成長していきます。この熟練度は、種族熟練度(そのキャラクターで戦っていくだけで上昇)、武器熟練度(武器で戦うと、その武器種の熟練度が上昇)、スキルの熟練度(ソードスキルや特技・魔法を使うことで、それぞれの熟練度が上昇)の3種類あります。今回のプレイでは、新たなスキルを覚えることはありませんでしたが、1つのスキルを使い続けると、そのスキルの熟練度がアップし、ある程度たまるとそのスキルから派生した別のスキルが使用可能になる仕組みです。


▲操作キャラクターだけでなく、パーティメンバーも一緒に戦うことで熟練度が上昇。全員の熟練度を上げようとすると、やり込み具合がかなりのものになりそうです。

戦闘は、□ボタン(弱攻撃)と△ボタン(強攻撃)、R1+○ボタンのガードが操作の基本。他にも、R1ボタン+ボタン入力で抜刀時にはソードスキルが、納刀時は魔法や特技が使用でき、アイテムを使ったり、仲間に突撃や散開、集合などの指示を出したりといったことも可能です。ちなみにパーティメンバーも操作キャラクターほどでないですが熟練度が上がるので、同じキャラクターで一緒に冒険しているとそのぶん成長していくメリットがありますね。それとソードスキルや魔法を使うとMPを消費しますが、MPは時間経過で自動的に回復するので、ピンチの時はいったん下がって距離を取り、MPが回復してから再び挑むといった戦い方も可能でした。


▲武器によって攻撃パターンはさまざま。ナックルなどの武器は手数が多く、逆に両手斧のような武器は連続攻撃は苦手なものの、一撃のダメージが大きいという特徴があります。

▲攻撃などを続けていくと、画面右上のユニオンゲージが上昇。このゲージが最大になると、ステータス上昇などの効果が発揮する“ユニオンランブル”が使用可能に。


▲ユニオンランブル中に○+△ボタンでスイッチ発動技を使い、それが敵にヒットした時にさらに攻撃すると、“スイッチ”が発動。そしてパーティメンバーとの連携攻撃が発生します!


▲弓は他の武器と違い、唯一遠距離攻撃ができる武器で、操作方法も少し独特。□ボタンでの攻撃はロックオンした敵に向かって矢を放ち、△ボタンを押すとエイムモードになって自分で照準をつけて攻撃することができます。


■大型モンスターとなるボスとの死闘!

ボスをはじめとした大型モンスターは、いわゆる雑魚モンスターとは比べ物にならないくらい強く、HPもかなりあるため長期戦になってしまいます。しかも、部位によって攻撃が効きやすい・効きにくいところもあるため、どこを狙うかがかなり重要だと感じました。

ちなみに最初のエリアである浮島草原のボスは《ファフニール》と呼ばれる大型の飛竜。空中で戦うことになるため、地上よりも位置取りが重要になります。



▲ファフニールをはじめ、ボスモンスターは一部の部位を破壊することができます。破壊した状態でボスを倒すと報酬がアップするといった特典もあるようです。


原作小説やアニメでもそうだったように、プレイヤーキャラクターのHPが0になると地上に《リメインライト》と呼ばれる状態でとどまります。パーティメンバーが生存していれば蘇生アイテムや蘇生魔法を使って復活させてくれるので、復活まで少しの間ガマン! ちなみにパーティメンバーが死亡した時は、こちらもアイテムや魔法を使うことで復活させることができます。


▲この状態がリメインライト。ただし、アイテムや魔法などを使って仲間が復活してくれます。ここは、デスゲームを舞台にした前2作とは大きく異なる点ですね。


■本作に登場するキャラクターたちの特徴を紹介!

本作では物語の序盤から次々とキャラクターがパーティに参戦し、すぐに好きなメンバーでパーティを編成できるようになります。キャラクターにはそれぞれ種族や使用可能な武器が決まっており、例えばキリトなら、最初から熟練度が上がっている二刀流の他に、片手剣や両手剣も装備可能です。

ここでは、プレイアブルとなっている13人のキャラクターの装備可能武器や初期ソードスキル、特技・魔法の一部を各々の特徴とともに解説していきましょう。これらはあくまでプレイ初期のもの。ソードスキルについては、デフォルト装備武器のものとなっていますので、その点にご注意ください。


キリト(声優:松岡禎丞) アスナ(声優:戸松遥) リーファ(声優:竹達彩奈)
【装備武器】二刀流、片手剣、両手剣
【ソードスキル】ゲイル・スライサー、エンド・リボルバーなど
【魔法・特技】ファースト・エイド
【装備武器】細剣、片手棍、弓
【ソードスキル】スティンガー、カドラプル・ペインなど
【魔法・特技】アイス・バレット、ファースト・エイド、マギア
【装備武器】片手剣、細剣、刀
【ソードスキル】シャープネイル、レイジスパイクなど
【魔法・特技】ウィンド・カッター、ファースト・エイド
二刀流は素早い連続攻撃が得意ですが、盾を装備できないぶん、防御に少し不安が残るように感じました。囲まれた時に有効なエンド・リボルバーの使い勝手がよく、最初から自身を回復できるファースト・エイドも覚えているので、かなり使いやすいキャラクター。ちなみに片手剣と二刀流ですが、盾の装備欄に剣を装備すれば二刀流の扱いに、盾を装備したり、なにも装備しなければ片手剣の扱いになります。 アスナは細剣で攻撃できるとはいえ、HPが低め(HPがキリトの1/2以下で、そのぶんMPはかなり高い)で接近戦はそれほど得意ではない印象です。魔法が最初から3種習得しており、攻撃と回復、そしてパーティの魔法攻撃力をアップする強化魔法と、どれも使いやすい。自分で操作するより、パーティメンバーとして戦ってもらうほうが、頼りになりそう? リーファは片手剣と魔法がメイン。魔法は遠距離攻撃ができるウィンド・カッターと、回復魔法のファースト・エイドがあり、MPもアスナとほぼ同じくらいあるので、こちらも後方からの戦いが得意な印象。HPはアスナよりあるので、接近戦もそれなりにこなせそう。
シリカ(声優:日高里菜) リズベット(声優:高垣彩陽) シノン(声優:沢城みゆき)
【装備武器】短剣、ナックル、弓
【ソードスキル】ファッド・エッジ、クイック・スローなど
【魔法・特技】ライトニング・ブレス、ヒール・ブレス
【装備武器】片手棍、両手斧、ナックル
【ソードスキル】レイジ・ブロウ、パワー・ストライクなど
【魔法・特技】エンハンス・フレア、エンハンス・アクア、エンハンス・エアロ、エンハンス・ソイル
【装備武器】弓、短剣、槍
【ソードスキル】ワイド・ショット、ヘイル・バレットなど
【魔法・特技】なし
短剣が初期装備のシリカ。短剣はリーチが短いものの手数が多いため、扱いやすい武器の一つですが、シリカのHPがそれほど高くないため接近戦だけで戦うのは危険な感じ。使い魔モンスターのピナはブレス攻撃が可能で、初期から攻撃と回復のブレスを使えるので、これを中心に戦うのがいいかも。 リズベットが初期に習得している魔法は、どれも武器に属性を付与するサポート専用のもの。通常は片手棍を使った攻撃がメインで、ボスには弱点属性を味方に付与して戦うのがよさそうかも。 初期装備は弓のシノン。弓は遠距離攻撃ができ、手数もそれなりにある使いやすい武器でした。ヘイル・バレットは敵に向かって複数の矢を誘導して放つソードスキルで、ボスモンスターなら的確に弱点を狙えるのでかなり便利。遠距離職ですが、サポートよりも攻撃に特化した印象でした。
ストレア(声優:三澤紗千香) フィリア(声優:石川由依) サクヤ(声優:矢作紗友里)
【装備武器】両手剣、両手斧、槍
【ソードスキル】アバランシュ、サイクロンなど
【魔法・特技】スリング・ストーン
【装備武器】短剣、片手剣、弓
【ソードスキル】ファッド・エッジ、クイック・スローなど
【魔法・特技】サーチャー
【装備武器】刀、槍、弓
【ソードスキル】辻風、緋扇など
【魔法・特技】ウィンド・カッター、ファースト・エイド
見た目とは裏腹に両手剣で戦うという、ストレアはかなりアグレッシブなキャラクター。両手剣は手数こそ少ないものの攻撃力は高めなので、かなり強力。ストレアはHPも高めなので、安定感のあるキャラクターですね。 短剣はサクサクと気持よく攻撃ができるうえ、同じ短剣を装備しているシリカよりもHPが高く、接近戦も得意。またナイフを投げて攻撃するクイック・スローは、攻撃力も高めで重宝するソードスキル。サーチャーはフィールドに隠された宝箱を見つける特技で、こちらも便利でした。 サクヤやクラインの装備する刀は、弱攻撃も強攻撃も大振りですが、リーチがあり連続で攻撃できる武器です。また、シリフの国の領主を務めるだけあって、最初から種族熟練度や武器熟練度が高めで、HPやMPもそれなりの数値です。魔法も遠距離攻撃魔法と回復魔法を習得しており、攻防にすぐれた使いやすいキャラクターでした。
アリシャ・ルー(声優:斎藤千和) クライン(声優:平田広明) エギル(声優:安元洋貴)
【装備武器】ナックル、短剣、片手棍
【ソードスキル】ビート・アッパー、スマッシュ・ナックルなど
【魔法・特技】アイス・ブレス、シャドウ・ブレス
【装備武器】刀、槍、弓
【ソードスキル】辻風、緋扇など
【魔法・特技】なし
【装備武器】両手斧、両手剣、ナックル
【ソードスキル】ワールウィンド、ランバー・ジャックなど
【魔法・特技】スリング・ストーン
アリシャもサクヤと同様に、ケットシーの国の領主だけあり、種族熟練度などが高め。また、シリカと同様に使い魔モンスターを使うことができ、最初から使い魔モンスターのブレスや魔法も複数覚えていて、かなり頼りになるキャラクター。ナックルも攻撃しやすく、こちらもサクヤと同じく使いやすいキャラクターの一人ですね。 クラインの初期装備はサクヤと同じ刀で、習得しているソードスキルも同様。ただし、クラインは種族がサラマンダーのおかげかHPがかなり高く、序盤では魔法や特技は習得していませんが、かなり戦いやすいキャラクターでした。 前作、前々作とプレイヤーをナビゲートしたエギルが、ようやく操作キャラクターとして参戦。初期装備は両手斧で、攻撃は大振りなぶん威力はかなり高め。相手の攻撃をカウンターできるランバー・ジャックは、通常は攻撃速度が遅い両手斧の防御→攻撃の流れがスムーズに行えて強力でした!
アルゴ(声優:井澤詩織) ユウキ(声優:悠木碧)
【装備武器】ナックル、短剣、片手棍
【ソードスキル】ビート・アッパー、スマッシュ・ナックルなど
【魔法・特技】ファイア・ブレス、ストーム・ブレス
【装備武器】片手剣、両手剣、刀
【ソードスキル】シャープネイル、レイジスパイクなど
【魔法・特技】ダーク・スフィア
装備しているナックルは連続攻撃がしやすく、1対1ならばかなり戦いやすい武器。ただ、リーチが短いぶん囲まれると厳しい状況に陥ることも。カウンター攻撃のビート・アッパーや強力な一撃を放つスマッシュ・ナックルは使いやすいので、気持ちよく攻撃したい人にはオススメです。 装備できる武器はいずれも刀剣系統の武器で、《絶剣》の通り名にふさわしく接近戦に長けたキャラクターです。使える魔法は闇魔法のダーク・スフィア。これは、標的を追尾していく闇のエネルギー塊を放つ攻撃魔法です。ちょっとクセのある魔法なので、弱い敵に使って慣れておくといいでしょう。


■これまでとは異なる、新たな『SAO』のゲーム! ファンならプレイして損なし!

既存の2作品とはジャンルが変わり、アクションRPGになると聞いた時は、正直に言えば不安に思ったりもしました。でも実際にプレイしてみると、前2作とは違う新しいカタチのゲームでありながら、しっかりと『SAO』の世界観を楽しめるゲームです。ちょっと言い方は悪いかもしれませんが、今作でもいろんな意味でリズベットにはお世話になりつつ“やきもき”させられそうですしね(笑)。


▲リズベット先生、今回もいろいろとお世話になります!!


何より、エギルと一緒に冒険できるようになったことがうれしいと感じました。もちろん、《ALO》の世界であればはずせない“空を飛ぶこと”もきちんと楽しめる要素として仕上がっていると思います。

アクション部分についてはまだまだ序盤ということで、スキルなどを自分なりにカスタマイズして楽しむレベルにまでは至りませんでしたが、ここは発売されてからの楽しみに取っておくことにします(笑)。ゲームの性質上、どうしてもフィールドを飛んで移動する場面が多いのですが、時折キャラクターたちの会話が発生するし、風景もかなりの速度で変わっていくので、飽きてしまうようなことはありませんでした。操作するキャラクターを変えるとできるアクションも変わるので、新鮮な気持ちでプレイすることもできました。

今回プレイした範囲では、オリジナルキャラクターのセブンやレインとは少ししか接触がありませんでしたが、いくつか伏線的なシーンが挿入されたりして、今後の物語もかなり楽しみです。何よりキリトたちが“楽しくゲームを遊ぶ”様子が伝わってきたのが印象的でしたね。《SAO》ファンや前作までのユーザーの方は、ぜひ一度プレイしてみてくださいね!


▲序盤から新キャラクターたちの姿は確認できます。彼らとの物語は、どんな形で紡がれていくのでしょうか……? 気になります。


(C)2014 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/SAOII Project
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記事掲載元:電撃オンライン