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原作をより楽しむために作られる『メモデフ』のストーリー。月田P＆河合Pが明かす今後の展望は？

《アリシゼーション》編に向けてともに盛り上がる『メモデフ』

▲左から河合泰一プロデューサー、月田百合香プロデューサー。

今後の追加要素について教えてください。たとえば、現状のレベルキャップを引き上げる予定はあるのでしょうか？

河合レベルキャップに関しては、実行するともしないとも言い切れません。ただ、《GGO》編ストーリークエストの難易度が高いとおっしゃるお客様がいることも把握しているので、そこに向けたフォローや施策を考えているところです。

《アリシゼーション》編のアニメが始まれば新しいお客様も増えますし、そこで「『メモデフ』は難しいからできない」と言われないためにも、アクションゲームが苦手なユーザーをフォローする施策が何かできればと。現状でもキャラクターが手に入りやすくなるといった要素はあるのですが、操作面のフォローはまだまだだと思っています。

▲本作では、アリスやユージオもさまざまなバリエーションで登場しています。

月田直近では、オートパリィを持つキャラクターを追加しようといった動きがあります。

河合1年半運営を続けてきてゲームを遊ぶ層がコア化してきたので、初心者向けに「ここまで達成したら●●がもらえます」といった小目標を立てて、入りやすいような調整も考えているところです。

そういった施策を含め、今後実装していきたいシステムを教えてください。

河合すでに一部のキャラクターはオートパリィを持っているのですが、ひと目でわかる初心者向けのキャラクターを用意したいです。たとえば、もっと派手にオートパリィを打ち出したり、回避がしやすいキャラクターになっていたり、防御重視で1つのステージを長く立ち回りながら練習できたりと、そうした方向で工夫したキャラクターが必要だと思います。

あとは新しいスキル。アクションゲームなので「新しいソードスキルを使ったら遊び方が変わった」と言われるようなスキルは、今後も用意していく予定です。

月田実装する予定がないものでも言っていいですか？

河合とりあえず、言ってみて。

月田マルチプレイだと3人で共闘するじゃないですか。ボスに多くダメージを与えた人に特別なアイテムをわたすような“貢献した人が得をするシステム”があれば、みんながんばって協力してくれるのでは？

河合急にマジメなこと言うね！　それはその通りかも。

確かに。自分は、うまい人と一緒に遊ぶと申し訳ない気持ちになったりしますからね。

月田そうなんですよ。だから、うまい人が得をするシステムを入れたいと思っています。

河合実現できるかわからないことなら、もっと大人数のマルチプレイを実装したいですね。現段階では、あくまでも希望ですが……。

楽しみにしています。現在も新しいイベントが実装されていますが、これまで好評だったイベントを教えてください。

河合好評だったのは去年の2月に実施した、『オーディナル・スケール』のキャラクターが出たイベントです。あれは、ワールドワイドで盛り上がりました。そのまま3月にアリスとユージオを出したので、2カ月連続の盛り上がりが凄かったことを記憶しています。最近では、エイジを出した時にも反響がありました。

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▲『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』のキリトとアスナ。

プロデューサーとして、これだけはやってはいけない。はずしてはいけないと思っているポイントはありますか？

河合やはり、キャラクターですね。オリジナルのストーリーを作っているとはいえ、基本的にゲームを遊んでいるお客様はアニメや原作を読んで『SAO』が好きになった方です。そこで抱いたキャラクター観から違ってしまったり、キャラクターの好きな部分を幻滅させてしまったり、ゲームを遊んでキャラクターが嫌いになることだけは絶対にしてはいけないと考えています。

ゲームの役目は、あくまでも『SAO』のキャラクターが好きな人が、よりそのキャラクターを好きになることです。そこが一番のミッションなので、キャラクターのセリフ回しやビジュアル。シナリオなどで意外な一面を見せつつ、ユーザーの『SAO』愛を増幅させたい。逆に嫌われるようなことだけは絶対に避けたいです。

月田やってはいけないと言えば、VR外でのリアルファイトです。『SAO』はVR内の話で、多彩な服を着せられるのもVRだから許されるところがあります。だからこそ、さまざまなファンタジー世界を描きやすい。そこも『SAO』の魅力ではないでしょうか。

では、最後にユーザーへ向けて一言ずつお願いします。

河合いつも遊んでくれてありがとうございます。国内では8月から9月にかけて2周年になり、新しいアップデートや喜んでもらえるようなイベント。キャンペーンやキャラクターなど、開発一同でいろいろな準備しているので楽しみにしていただきたいと思っています。

『メモデフ』はアリシゼーション編のアニメが始まったあとも同時に追っていけますし、アニメとゲームのどちらも150％楽しめるものにしたいと思っています。引き続き、よろしくお願いします。

月田『メモデフ』は、プロデューサー視点ではなく1ユーザー視点で見ても、すごく遊びやすいゲームだと感じています。ボタン1つでカッコ良い技が出て、連打で攻撃できるので本当に遊びやすい。プレゼントやキャンペーンも常に行っているので、今から遊ぶ人も長く続けているユーザーも、平等に楽しめるコンテンツではないでしょうか。

今はアニメ新シーズンに向けて仕込んでいるものがたくさんあるので、これからもプレイを続けてユーザーのみなさんと一緒にコンテンツを作り続けられたらと願っています。

• 第三回　河合プロデューサー×月田プロデューサー
• Vol.1：◆『メモデフ』誕生の経緯から好きなキャラクターまでプロデューサー陣に聞いてみた！
• Vol.2：◆ワールドワイドで盛り上がる『メモデフ』
• Vol.3：◆原作をより楽しむために作られる『メモデフ』のストーリー。月田P＆河合Pが明かす今後の展望は？NEW
• 第二回　竹内プロデューサー×河合プロデューサー
• Vol.1：◆エギル愛が暴走した話も！？　竹内プロデューサー×河合プロデューサーに今だから話せる『コード・レジスタ』秘話を聞いてみた
• Vol.2：◆『コード・レジスタ』から最新作『インテグラル・ファクター』まで今だから話せる秘密を暴露！
• Vol.3：◆最新作『インテグラル・ファクター』の制作秘話から今後の展開まで！「すでに100層までの設定は用意しています」
• 第一回　南プロデューサー
• Vol.1：◆ゲームでも“キリト最強”は遵守すべきポイント！
• Vol.2：◆DLCやバランス調整でまだまだ進化していく『SAO FB』
• Vol.3：◆二見Pに抱いていたイメージは！？